闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『大日本人』

 松本人志監督・主演作品。
 それだけで、もう大騒ぎである。しょうがない、カリスマだから。

 映画の中身については、監督の松っちゃん自身が、これから見る人に先入観を与えるのを好まないようなので、書きません。ネタバレしてもつまらないしね。
 でも、「さすが松本人志」という映画にはなってますよ。一方で、「やっぱり松本人志」と思ったりもしたんだけどね。特にラスト10分ぐらい。あのラスト10分は、ちょっとガッカリした。もしかすると、監督の深謀遠慮を僕が理解し切れていないだけかもしれませんけど。

 『大日本人』公式サイト
 この映画、コメディじゃない。だから、「松本人志が映画撮ったぞ!」って期待していくと、思ったほどは笑えない。でもね…
 「悲しいことが面白い。悲しくなければ面白くない」
 CD『チキンライス』に収録された松っちゃんのインタビュー中の言葉ですが、この松っちゃんのお笑い哲学をある程度踏まえた上でこの映画を見ると、妙に泣けるんですよ。笑いのシーンなのに、見ていると泣き笑いみたいな気持ちになるんです。“笑い”というのは、その裏側にある悲しみに気持ちを寄り添わせたとき、初めて生まれる。これから見る人には、そのことを頭に入れて見ていただきたいと思います。

 それと、ひとつ、これは意外だったこと。
 監督・脚本に主演までしている以上、この映画の主人公・大佐藤というキャラクターには、松本人志の心のうちにあるいろいろなもの――悩みとか希望とか、人生観とか倫理観とか――がかなりの部分反映されてるはず。とすれば、松本人志=「天才」「カリスマ」「お笑いエンペラー」……。天才であるが故の苦悩、カリスマゆえの孤独、孤高の存在だからこそ抱える葛藤、といったものを感じさせるのかと思っていました。
 けれど、実際に映画の中で、大佐藤が滲ませる悩みというのは、案外ふつうで、誰でもが抱えていそうなこと。一人の男が、この社会で生きていくなかで抱えざるを得ない、普遍的な悩みや葛藤を、松っちゃんもまた抱えているのかもしれない。だとしたら、その点において僕も、松本人志と同じレベルに立っているわけだ。松本≒大佐藤が、顔を歪ませながら戦う姿に、ちょっと勇気をもらったりもしたのでした。

 なにはともあれ、1,800円払うぐらいの価値は、十分にありますよ。『大日本人』、未見の方は「ぜひ」。

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「悲しいことが面白い。悲しくなければ面白くない」かー。
確かに松っちゃんの笑いってそんな感じですね。この『大日本人』もそうだし、例えば『働くおっさん』とかも悲し過ぎますものね…。他者の悲しみを笑う時、その人の上に立った気持ちでいると差別になってしまうけど、同じ地平に立てば優しい共感になる、って言うか。
『働くおっさん』とかも最初ヒドイ差別だと思ったけど、ある時「寧ろこれは優しいんじゃないか?」って思い直しました。あれって、おっさんを笑う事で存在を「アリ」にしてますもんね。
Tamacatさんが仰る様に、松本人志は実は、市井の人々と同じ場所に立っている人なのかもしれないなーって、思いました。
コメント感謝。
>>hachimokuさん、コメントありがとうございます。
じつは『働くおっさん』って、見たことないんですよね。いや、ダウンタウンや松っちゃんの<コント>全般、あまり見ていません。なんで、語れるほどの知識はなんです、じつは。
ピン芸人の「ヒロシ」っていますよね。あるとき、「ヒロシのどこが面白いんだ。むちゃくちゃ情けないじゃないか」って言う人に出会って、愕然としました。きっとこの人は『大日本人』を見ても、何のことか解らないんでしょうね。

プロフィール

tamacat

Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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