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| 映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』 |
2008/07/19 03:36 [Sat] category: 映画 『ゲゲゲ』の実写映画2作目。だけど、「鬼太郎生誕」のオープニングに「幽霊族」への言及と、『墓場』な要素も散りばめられて、前作よりも「怪奇」と「サスペンス」が強まった。
妖怪が目に見えるってのは、嬉しいんだナ、妖怪ファンとしては。前作ではフルCGの妖怪も多かったけれど、本作ではほとんどの妖怪に《実体》があります。着ぐるみだったり、人間の顔を合成してたり。
映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』公式サイト
ただ、そうやって妖怪役に豪華ゲスト俳優をキャスティングするのはいいですが、それが結局話題づくりのためにしかなってないんだとしたら残念。しょこたんの“文車妖妃”はおやじと組んで活躍するのかと思ったらそうでもないし、ソ・ジソブの“夜叉”なんて存在理由が全く不明。あれこそ客寄せパンダだったのか?ウェンツ鬼太郎のアクションの相手なら、“さとり”=上地雄輔にやらせればよかったじゃないか。
例によってねずみ男が大事な封印を解いちゃうことで事件が起こるわけですが、千年の時を超える《呪い》を軸にしたストーリーは、前作よりしっかりしてると思います。が、軸がちゃんとしているだけに、ディテールがちょっと甘い気がする。ヒロインの造形が弱いし、子泣き&砂かけの夫婦漫才も序盤だけで、後が続かない。鬼太郎ファミリーがバラバラに行動するのはストーリーの必然上仕方ないことなんだけど、《ファミリー》の一体感が無いから映画自体もまとまりを欠いているように感じます。軸があるからブレはないんだけど、全体的にブワーッと拡散しちゃった感じ。前作が軸より枝葉の部分を楽しむ作品だったのに、本作は逆になっちゃったのがちょっと違和感ありましたね。 アクションシーンは、前作より迫力を増してます。特に、ウェンツ鬼太郎が自ら体を張っていたのには大いに好感を持ちました。それにしても“夜叉”が強敵で、石化した子泣き爺すらノックアウトしちゃうし、塗り壁の腹に穴あけちゃうし。こんな強い奴が、なぜ存在するのかわからないっていうのはね。日本の妖怪ならべつにいいんですが、「異国の客分」という紹介だっただけに、余計に説明がほしかった。 鬼太郎ファミリーの出演者たちは、だいぶ妖怪姿が板についてきました。みんな、普段からあのかっこで生活してんじゃないかっていうぐらい。猫娘の衣装が前作とは変わっていましたが(たぶん冬仕様になったのでしょう)、相変わらずキュートです。個人的に、非常にツボです。変わったというと、鬼太郎の家も外観・内部ともモデルチェンジしていましたね。こっちは、前作の感じの方が個人的には好きですが。
最後に、これには触れておかねばなるまい。「鬼太郎生誕&おやじ(目玉だけ)復活」シーン。岩子の墓標のそばでぶっ倒れてた屍が、かつておやじだった人なんでしょうか?きっと鬼太郎のちゃんちゃんこには、おやじとお母さん=岩子の残した霊毛も含まれているのでしょう。それにしても、生誕直後の鬼太郎を演じた子供、いい味出してたなぁ。あのタイトルバックだけでも、見てよかったって思えますよ。
テーマ:邦画 - ジャンル:映画
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Author:tamacat
アクション映画好き。本格ミステリー好き。ルパン三世好き。好きなものにはえこ贔屓。
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