闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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小説『焦茶色のパステル』岡嶋二人

 最近くそ忙しいので、blogにかまけている時間がまるでないです。そんなわけで、今後書く記事は内容が薄くというか、ピンポイントで短くなることが多くなると思います。
焦茶色のパステル (講談社文庫)焦茶色のパステル (講談社文庫)
岡嶋 二人

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 って、そんな断りいれてなんになるのか。このblogの定期読者なんて2~3人しかいないでしょうからねぇ。
 
 岡嶋二人。徳山諄一と井上泉の二人からなるコンビ作家。1982年に本書『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。1989年にコンビを解消。その後、井上泉氏は井上夢人の筆名でソロ活動をしている。で、この夢人さんの作品をいくつか読んだことがあるんですが(『ダレカガナカニイル…』『メドゥサ、鏡をごらん』『オルファクトグラム』等々)、岡嶋二人作品は、短編集『記録された殺人』を読んだことがあるだけで、長編を読むのは初でした。
 で、『焦茶色のパステル』の感想なんですが。なんだか、二時間サスペンスみたいでしたね。まあ、競馬ミステリというジャンルというか、カテゴリは二時間サスペンスではあまりないものかもしれませんが、二人の女性が主人公で、彼女たちが警察とは別の視点から事件の謎を追っていくうちに、でかい不正を暴くことになり、そのために危険な目に遭う。そして犯人は意外と身近にいたりして。
 いろんな謎を詰め込んだ、錯綜するストーリーと、主人公の女性のキャラクター、彼女たちが立て続けに危機に直面する終盤の、畳み掛けるような勢いなど、読者へのサービス精神に溢れた、娯楽性の高い仕上がり。
 僕は競馬にあまり興味がないので、事件の核心はまるで読めませんでしたが、興味がある人にとってはかなり興味深い真相かもしれません。ところで、よく考えてみたら『焦茶色のパステル』って、かなり変なタイトル。「焦茶色なのかパステルカラーなのか、どっちやねん」と突っ込みたくなりますが、じつはこのタイトルが、事件の真相を暗示してもいる。上手いタイトルだと思います。

 デビューして間もないころの岡嶋二人は、トリックやプロットを徳山諄一氏が考案し、実際の執筆は井上泉氏が担当するという役割分担をしていたそうです。ということなので、この『焦茶色のパステル』は、後の井上夢人の作品とは全然ちがう趣き。井上夢人作品はかなりひねくれていて、常に意表をついてきますが、岡嶋二人作品はいい意味でベタ、という印象を受けましたね。井上夢人は作品によって、あるいは読む人によっても全然感想が違ってきそうな作品ばかりですが、岡嶋二人はそういう点、万人向けなのかもしれません。
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comments(0)|trackback(1)|読書|2008-09-03_22:38|page top

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『焦茶色のパステル』
岡嶋二人『焦茶色のパステル』(講談社文庫)、読了。 岡嶋作品は、自分に合うもの合わないものが結構はっきりしているので、 正直、恐る...

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行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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