闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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小説『人形はライブハウスで推理する』我孫子武丸

 『人形はこたつで推理する』に始まる人形シリーズ、なんだかんだで第4弾。遅筆で、そもそも作品の数が少ない我孫子さんにあっては、同一シリーズで4冊というのは、最多です。
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 そんな人気(?)シリーズですが、1冊目が短編集で、2冊目が長編、それも<バスジャック>というかなりスペクタクル題材を扱った長編で、3冊目は長編小説の中に短編小説を挟み込んだような特異なスタイル(鞠夫の誕生秘話も明かされる)の長編。そして4冊目の『ライブハウス』は、シリーズの原点に帰って短編集できました。
 
 表題作の『人形はライブハウスで推理する』では、主人公・睦月の弟が登場し、しかも殺人の嫌疑をかけられてしまう。その危機を、例によって鞠夫が救うわけですが、この弟・葉月が睦月に会いに来た理由というのが実は……。そしてその葉月に対する朝永さんの一言が、この本全部を通して睦月を翻弄していくわけです。

 最初は無名の腹話術師だった朝永さんですが、だんだん有名になりつつあるらしく、この本では女子高生の追っかけがいたり、弟子入り志願して押しかけてくる若者がいたりします。特に、この押しかけ弟子が傑作で、いかにもいそうないまどきの兄ちゃん。すぐその気になるけど諦めもきわめて早く、無責任でなんにも考えてなくて調子だけはいい。しかも本人に悪気は一欠けらもない。こんなんに押しかけられた朝永さんは最悪ですが、そんなんに恋人との大切な時間を奪われてしまった睦月はもっと最低です。いやほんと、空気の読めないヤツは困るよなぁ。

 巻末に、現実の天才腹話術師・いっこく堂さんと作者・我孫子武丸さんの対談が収録されていて、これを読むと、腹話術という芸や腹話術師の内面の知られざる部分を知ることができて、ちょっとおもしろいです。対談の最後には、「脚本×我孫子武丸、主演×いっこく堂」による舞台製作の予告まで飛び出しているので、ぜひ実現させてほしいなぁ。
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Theme:推理小説・ミステリー
Genre:本・雑誌

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comments(0)|trackback(0)|読書|2007-08-24_14:33|page top

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行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
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