闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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月曜ゴールデン『笑顔~15年目の嘘~』

 1994年、函館。稲葉秀夫は、難病を抱える娘の手術代を得るため、来る日も来る日も街頭で募金を呼びかけていた。同じころ、建設会社社長が殺害され、金庫の金が奪われる強盗殺人事件が発生。事件の第一発見者は被害者の娘で、逮捕された容疑者はその兄だった。その事件の直後、秀夫のもとに3千万円もの匿名の寄付があり、娘の理子は命を長らえる。
 15年後。秀夫は休日に小児科病院でピエロのボランティアをし、成長した理子はその病院の看護師となっていた。あるとき病院に、両親から虐待を受けた少年が搬送されてくる。退院した少年を引き取るため、児童福祉施設「海鳴り園」のスタッフとしてやってきたのは、15年前の強盗殺人事件で家族を失った友美だった……。

 TBS「月曜ゴールデン」公式サイト
 
 タイトルに相違して、しんみり暗いドラマ。とってもいい話なのは確かですけど、しつこいくらいにリフレインする、さだまさしの主題歌が、ちょっとあざとい。他にも、いい話、いいドラマだけに、もったいない点とか残念な点がたくさん目に付く作品でもありました。

 15年前の強殺事件で逮捕された被害者の息子(友美の兄)には死刑判決が出されますが、その判決に疑問を持つ刑事が一人。ただこのいかにも昔気質の頑固オヤジ刑事の存在が、ドラマの中であんまり効いてこない。終盤の「生きてさえいればな、何度でもやり直せるんだよ」なんてクサイ台詞、とてもじゃないが、定年間近のノンキャリ刑事が吐く言葉とは思えません。他の登場人物に言わせたほうが、よっぽど効果的だっただろうに。
 15年前の事件の真犯人も、一応ドラマの中では、終盤まで隠しているつもりなのでしょうが、視聴者から見れば最初から丸分かりで、真犯人の“告白”に驚きはまったくなし。これははっきり言って、ミステリードラマとしての物語構成や演出が下手くそです。『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』のように、最初に犯行シーンからはじまる倒叙形式にしたほうが絶対よかった。
 いい人しか出てこないようなドラマの中で、唯一、悪い人として描かれたのが、15年前の事件の被害者である建設会社社長(友美の父)。いくらなんでも人として最低すぎる、殺されて当然だと感じさせる態度で、ものすごく気分が悪くなりました。

 冤罪とか死刑制度とか被害者遺族のPTSD問題とか、深読みしようと思えばいろいろありそうなドラマでしたけど、たぶんその辺、製作側はあまり深く突っ込もうとしてない。それよりも、罪の意識を15年間背負い続けた男の深い苦しみと、かつて罪を犯すことによって娘の命を救った男が、今度は自首することで別の人の命を救おうとする、その贖罪の行動を、このドラマは描きたかったんでしょうね。
 主人公・稲葉秀夫を演じた石黒賢の、けっこう堂に入った道化っぷりがなかなか素敵。案外、このドラマでいちばんよかった点はそこかもしれません。壊れてしまった人の心を直せるのは、他ならぬ人の優しさなのだということ。そういうメッセージを、もっと強く伝えてほしかった。やっぱり、不満の多いドラマですね。
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