闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『パブリック・エネミーズ』

 大恐慌下のアメリカに実在し、FBIから“社会の敵(Public Enemy)No.1”と指名された伝説のギャング、ジョン・デリンジャーの生涯を描く、実録犯罪映画。
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 大恐慌時代、それは銀行強盗ジョン・デリンジャーとその一味にとっては、黄金時代だった。彼らは犯罪者でありながら、大胆不敵な犯行手口と独特の美意識に基づく行動倫理で、大衆からもてはやされる存在だった。そんなある日、ジョンは一人の美女に恋をする。彼女の名はビリー。それはジョンにとって、まさに運命の出会い。ビリーもまた、ジョンの一途で純粋な愛に惹かれていく。ジョンを“社会の敵(Public Enemy)No.1”に指名し、全力をあげて捜査するFBIにジョンが逮捕されても、二人の絆は変わることはなかった。ジョンは脱獄し、ビリーとともに海外に高飛びする決意をする。しかし、FBIの捜査の手は、いよいよジョンの息の根を止めるところまで迫っていた。
 「俺の好きなもの。野球、映画、高級な服、速い車――そして君。他に質問は?」

 映画『パブリック・エネミーズ』公式サイト
 
 予告編がめちゃくちゃカッコよくて、もう完全にシビレてしまって、期待に胸膨らませて観に行ったこの映画。でも、予告編の出来が最高にいい映画の本編は、予告編を超えられないのかもしれない。いや、出来不出来というよりは、予告編を観て想像した作品の内容と、実際の作品のイメージがけっこうズレていたのが問題だったのかな。とにかく、思っていたのと違ったし、ジョニー・デップもクリスチャン・ベイルも、思ったほどカッコよくなかった。
 カッコよくなかった、というより、むしろ男たちはカッコ悪い映画かもしれません。不器用に生きて、追い詰められて、選ぶ道をなくして、破滅へ一直線――そんなジョン・デリンジャーしかり、ジョン一味に翻弄され、多数の部下を犠牲にした挙句、上司に対して「私の手には負えません」と泣きつくFBIのパーヴィス捜査官しかり。物語の両極にいる二人の男は、かなりカッコ悪い生き様を、映画の中で晒していきます。むしろ印象に残るのは、愛する男を守るために、拷問に等しい取調べを耐え抜くビリーの強さや、ジョンの最期の言葉を聴いて彼女が流した涙の美しさ。その切なくも強く純粋な愛に、胸が痛くなりました。

 予告編では、グルーヴィな音楽に短いカット――それも粋なセリフやクールなアクションばかり――を繋いだ映像をのせて、ものすごくスピーディな感じで見せていましたが、実際はそんなにスピード感で魅せるタイプの映画じゃないです。音楽も、予告編で使われてる曲は映画序盤で使われているだけで、中・終盤は暗く重いオーケストラの音楽が中心になってきます。なので、粋でハイテンションな、最高にカッコいいクライマックスを期待していると、裏切られます。
 マイケル・マン監督ですから、アクションシーンはリアル志向、生っぽさ重視。市街地で、山奥のロッジで、道なき山中で、ジョン一味vsFBIの激しい銃撃戦が何度も繰り返されますが、圧倒的な弾丸(タマ)数の銃撃戦は、やはり迫力、緊迫感が違います。まさに骨太、といえるアクション描写は、マイケル・マン監督の真骨頂。

 実話ベースの物語で、主要登場人物も実在した人たちなので、事実を捻じ曲げるわけにもいかないし、話が物悲しい結末に向かってしまうのは仕方ないのでしょうね。予告編で受ける印象と本編の印象が違うのは、予告編作った人の責任。だから、この映画を観て「なんか違う」と感じたとしても、それは映画の出来そのもの悪さとは限らない。とはいえ、出来が良いとも言い切れないのが難しいところ。予想以上に登場人物が多いので、人物同士の繋がりが理解しづらいし、141分の上映時間はいかにも長い。そんなに時間をかけて語るような話でもない気もするんですね。もうちょっと登場人物を絞って、話もコンパクトにして語ってくれたほうが、少なくともエンターテインメントとしては飲み込みやすい出来になったと思います。「実録」に拘るのか、エンタメに徹するのか、はっきりしないところがあったのかもしれません。

 最後に、もう一度このセリフ。
 「俺の好きなもの。野球、映画、高級な服、速い車――そして君。他に質問は?」
 カッコいいー。こんなセリフ、一度言ってみたいけど、ジョニー・デップじゃなきゃ決まらないよなぁ。
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パブリック・エネミーズ
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http://twitter.com/movieawards_jp
3人。
tamacatさん、はじめまして。
~青いそよ風が吹く街角~のBCと申します。
トラックバックありがとうございました。(*^-^*

>「実録」に拘るのか、エンタメに徹するのか、はっきりしないところがあったのかもしれません。

そうですよね。
その辺がハッキリしなかった為に
ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール
メインキャスト3人の魅力に頼ったスター映画になってしまったのが残念でしたね。
こちらこそはじめまして。
>>BCさま。
>メインキャスト3人の魅力に頼ったスター映画

そうはいっても、ヒロイン役のマリオン・コティヤールはともかく、
ジョニー・デップやクリスチャン・ベイルは、彼ら本来の魅力を
あまり発揮できていないですよね。
クリスチャン・ベイルが演じたパーヴィスなんて、どういう人間
なのかすら固まってない気がしましたし。

Wikipediaで実際のジョン・デリンジャーの写真を見たら、
ジョニー・デップにちょっと似てて。もしかして、顔が似てたから
キャスティングされただけなんじゃないのと疑ってしまいました。

プロフィール

tamacat

Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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