闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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金曜ロードショー『ルパン三世 カリオストロの城』

 やっぱり傑作は何度観ても傑作なのだ。それにしてもみんな声が若いな。
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 国営カジノから大量の札束を奪ったルパンたち。しかし戦利品を見たルパンの顔が曇る。なんとそれは偽札だったのだ。中世以来、世界の歴史の転換点で必ずうごめいていたという伝説の偽札、ゴート札。その製造拠点であるヨーロッパの小国・カリオストロ公国に乗り込んだルパンと次元は、花嫁衣裳の少女が男たちに追われている場面に遭遇。激しいカーチェイスのすえ少女を助けたルパンだったが、崖から転落して気を失ってしまう。目が覚めると少女の姿は消えていたが、手元には彼女の指輪が残されていた。それを見たルパンは、忘れていた過去の記憶を思い出し……。

 日本テレビ「金曜ロードショー」公式サイト
 ルパン三世NETWORK
 
 正直なところ、僕は宮崎駿監督の作品を面白いと思ったことがありません。最近の二作に関しては観てもいない。それ以外の作品は、物心つくかつかないかぐらいのころに観たきり、内容をほとんど覚えていないのがいくつかと、ある程度成長してから観たけれど、何がそんなに良いのか理解できなかったのがいくつか。こんなことジブリ好きの人に言ったら殺されそうですが。
 だけど、この『カリオストロの城』は面白い。と同時に、これをを観ると、宮崎駿が“アニメーション演出家”として天賦の才と高い実力を持っていることも解る。つまり、僕は宮崎駿の“物語作家”の部分とそりが合わないだけで、“アニメーション演出家”の部分はけして嫌いじゃないということでしょうね。
 本作は1979年公開の映画なんですが、2010年の今観ても、全然古さを感じません。それはつまり、宮崎監督の演出センスが古びていないということ。『ルパンvs複製人間』が今観るとだいぶ古臭く感じることを思えば、やはり宮崎監督は偉大だと言うしかないでしょう。今回観ていて特に強く感じたのは、静かなシーンと動きのあるシーンのメリハリ、演出の緩急のつけ方が抜群に上手い。『炎のたからもの』が静かに流れるオープニングからカーチェイス、そしてクラリスを助けた後の崖下のシーン。大きな場面転換をすることなく静から動、そしてまた静へ変化していくこの一連のシーンは、ちょっと他の作品ではお目にかかれないようなシーンです。それを違和感なく繋いでみせた宮崎監督の手腕。素晴らしい。

 もっとも、本作はあくまでも「宮崎駿ワールド」における一作であって、「This is The ルパン三世」といえる作品ではないという点は、ルパンファンなら一応は主張しておきたいところ。義賊的性格が前面に立ち、いささかロマンチストに過ぎる本作のルパンは、本来の“Hardboiled”な姿とは遠い。その点だけを見ても、本作がルパンシリーズのベスト作品とは言えないと思います。キャラクターの表情も優しすぎますしね。とはいえ、ルパンならではの持ち味が殺されてしまったわけではなく、軽さと渋さを併せ持った“大人のヒーロー”であること、そして何といっても“泥棒”であることを十全に活かし、その上で宮崎監督ならではの色を加えて、絶妙の味を出しています。つまり本作は、ルパン三世という類稀な魅力を持ったアイコンと、宮崎駿という不世出のクリエイターが結婚して生まれた、幸せな子供みたいな作品なんだと思います。

 自分でも情けないなぁと思うのですが、本当に面白い映画を観てしまうと、何から語ったらいいかわからなくなります。過去のblog記事を読み返しても、本当に面白いと思った映画については、あまり中身のあることを書いていない。この『カリオストロの城』についても、だから中身のあることは書けませんでした。つまらない映画への文句ならいくらでも書けるのに。おもしろさを伝えるって、難しいですね。
 なにはともあれ『ルパン三世 カリオストロの城』は未来に残すべき傑作です。縦横無尽のアクションに小粋なユーモア、そして出会いと別れの儚さが胸にしみる、まさに王道の冒険活劇ロマン。“冒険活劇ロマン”っていう言葉、好きだなぁ(笑)。



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金曜ロードショー 『ルパン三世 カリオストロの城』 感想
----あらすじ---- カジノのメインバンクから多額の現金を盗み出したルパンと次元。仕事の成功を喜ぶ二人だが、盗み出した現金は全て“ゴート札”という通称の偽札だった。ゴート札の流出元であるカリオストロ公国を訪れたルパン達は、入国早々怪しげな男達に追われる少女...
「ルパン三世 カリオストロの城」
精巧な偽札とヨーロッパの小国。 大公家の継承者の姫の指輪と老犬。

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偽札のテーマの映画とかも 多いですね。
偽札が作れたらと そんなこと人生で1度は 軽く考える事もあるかなぁ。日本銀行のお金 余分に作ることないかなぁとかそんなところまで話になったり。子供は いろんなこと思います。
ルパン三世カリ城で ナポレオンと偽札とかでてくるんですけれどあれは 漫画ですかね。調べた事がないのだけれど。歴史ミステリー 日本に埋蔵金は ないのかなぁ。ルパン三世 音楽もいいなぁ。 
ふたたび感謝。
>>村石太マン&ホモニュージャニハーフウリさま。

>偽札が作れたらと そんなこと人生で1度は 軽く考える事もあるかなぁ。

ありますね。僕は考えます。
偽札を題材にした映画というと『リーサル・ウェポン4』も印象深いです。

ナポレオンの話は漫画だと思いますけど。というか、ゴート札自体が漫画でしょう。
でも、今ほど造幣技術が発達していない昔においては、精巧に作られた偽札が今よりはるかに出回っていたとしても、おかしくはないのかも。

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行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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