明日公開なんですね、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』。あからさまにその“宣伝O.A.”なのが気障りですが、いい映画はいい!ということで。
この映画を観るのは三回目です。最初は劇場で、去年の今頃にTVで、そして今日。この作品は、テレビでもノーカットで放送するので、感動が減らないのがいいですね。
日本テレビ『金曜ロードショー』公式サイト 映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』公式サイト 僕がこの映画を好きなのは、単なる「昔はよかったね」的な懐古趣味に浸ってないところです。確かに、昔の《よかったところ》も描かれているけど、同時に《辛かったところ》や《厳しかったところ》も描かれている。宅間先生が狸に化かされるエピソードなんかは戦争の影を引きずってるし、打ち捨てられた氷式冷蔵庫を見つめる氷屋さん悲しい表情には、世の中が便利になっていく過程で、切り捨てられていったものがあったことを物語っています。 一方で、「50年後だって、ずっと夕日はきれいだよ」という台詞に象徴されるように、たぶんこの映画の最大のテーマは、《未来への希望》なんだと思います。 あのころの人たちが、明るい未来を信じて頑張ったから、今の僕らの暮らしがある。その人たちにしっかり感謝をしつつ、僕らも明るい未来を築けるよう、ちゃんとがんばろうじゃないか。50年後も、きれいな夕日が見れるように。 ――ぼくがこの映画を見て感じたのは、そんなことです。 未来への希望――それこそが、『ALWAYS』――どこまでだって続く、人と人との営みを支えていくものなんじゃないのかなぁ。
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Theme:TVで見た映画
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