闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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ドラマ『相棒 season9』第13回―通報者―

 深夜の公園で、自称・生け花教師の俊子という女性が殺された。人物特命係の調査で、名前を名乗らなかった110番通報者が近くに住む中学生の祐太であると判明。祐太は病気の母親と幼い妹との三人暮らしで、生活保護を受給して暮らしており、通報時に名前を言わなかったのは面倒なことに巻き込まれたくなかったからだという。しかしその態度と、通報電話での真剣な口ぶりとのギャップに特命係は不審を抱く。
 被害者の俊子は逮捕歴のある恐喝の常習犯だった。その俊子と祐太が話しているのを見たという目撃証言が得られたため尊が問いただすと、スーパーでトランプを万引きしたところを目撃され、脅されていたのだという。しかし祐太の言うスーパーではトランプは売られていなかった。いったい祐太は何を隠そうとして嘘をつくのか?

 テレビ朝日『相棒 season9』公式サイト
 
 “嘘をつく子供”がキーマンで、タイトルが「通報者」、シリーズの古いファンなら否応なしにseason1-5「目撃者」を連想してしまうのではないかと思われた今回。「目撃者」は今、悪を許すことが将来にいかなる影を落とすかを予見させて終わるという恐るべき怪作でしたが、今回の「通報者」は健気な少年が嘘をついても守ろうとしたのは何か?という謎を通して、家族の絆を描きつつ、神戸尊のわけあり気な過去を匂わせるというお話でした。

 うーん、率直に言って、出来はイマイチかなぁ。“通報者”祐太を繊細に演じたゲスト俳優・溝口琢矢君の演技はなかなかだったと思いますが、終盤で祐太がことの顛末を語る台詞は、冗長で説明的過ぎて興をそぐし、お話としては少々こねすぎ&明らかに無理のある部分がありました。祐太の母親と、俊子に恐喝されていた主婦(名前忘れた)の夫がデキていたというのは偶然にしては出来すぎているし、しかもなぜ祐太が相手の男の名前や電話番号まで知っていたのか、そもそもうつ病で臥せっている女が、なぜ将来有望な大学の研究者と付き合えるのかなど、疑問点を挙げればけっこうきりがない。それに演出面でも、冒頭のシーンで母親の顔を映さなかった演出がわざとらしくて、「何かあるな」と思いました。『相棒』視聴者には手練れのミステリファンも多いだろうから、解っちゃった人、けっこういるんじゃないかな。
 今回の脚本は太田愛氏でしたが、冗長な説明台詞、こねすぎた展開ともに、らしくないという気がしました。いつもの、叙情的で透明感のある作風が発揮されず、残念です。

 今回も右京と尊が別行動するシーンが多くありました。元日スペシャル以降、毎回そういうシーンがあるので、意識的に増やしてるのかな?と思ったり。これもシーズン後半に向けて、何らかの布石でしょうか。
 布石といえば今回、謎に包まれた神戸尊の“過去”の一端が覗きましたが、彼の過去はいつも少し除くだけで、一向に全容を現しません。今回の感じだと、実は母子家庭育ちとか、歳の離れた妹がいるとか、そういう雰囲気でしたが。

 それよりも、番組最後に流れた劇場版のスポット、あれはほぼネタバレでしたよね。まあこの情報化の時代、いつまでも隠しておけるものじゃないので、いいのでしょうか。でも僕は少なくともseason9が終わるまでは、はっきりとは書きませんけどね。
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太田さんの作品では
バードランドとか最後のアトリエとかよりこういう作品の方が好きです。メインライターとして色んな作品を書かなきゃいけないでしょうから大変です。映画の予告は先週からネタバレ全開でした。最後の戦いって言っちゃってるし。。
好みの問題でしょうが
>>峰川幸介三世さま。
太田作品では、「ミス・グリーン」か直近の「運命の女性」が最高傑作ではないかと思っています。今回のはらしさが足りなかったと思うのですが、やはり好みの問題でしょうか。
予告はネタバレしてましたねぇ。まあ、あのシーンにいちばん衝撃を受けるのはシリーズのコア・ファンでしょうし、そういう人なら、もうだいたい観にいってるということでしょうかね。
おひさしぶりです
あらら、意外に低評価ですねぇ…tamacatさんは先週のような本格ミステリー系がお好きなんですね。
私はミステリー好きとか言っておきながら本格はちょいニガテでして。ときどきありえないトリックが飛び出すのと、探偵はその場で自供させてしまえば仕事はオワリ、という現実味に欠けるので…
だからどちらかと言えばスッキリだまされる方が良いのです。もちろん飛躍のしすぎで納得できないのはアレですが、今回みたいなのはそこがメインじゃないから良いかな、と。

確かに近藤監督は演出の仕方がズルイ気もします。大事なところは見せなかったり。今回も犯人、終盤まで見せませんでしたからね。
長年相棒を見ていると、犯人に納得できる回はかなり少なくなってます^^;

劇場版予告、だんだんネタバレをしないと、観てないドラマファンたちがおいてけぼりを喰らうからじゃないでしょうか?今Seasonのどこかでそれを言及するとは思うのですが…
毎度お世話になります。
>>レンさま。
本格じゃないから嫌い、というわけではないですが、本格物としてレベルが高ければ、ほぼ無条件に好きになるでしょうね、とくに映像物は。
僕はあまり現実っぽさは重視していなくて、むしろ作り事と割り切って、フィクションならではの飛躍を楽しみたいタイプなんです。戸田山さんとか古沢さんはそういう割り切りができるし、その方が持ち味を発揮するタイプだと思うから好きなんですね。
そして作り話の中で起こる、現実的にありそうもない事を、いかにありそうに思わせるかが作家や脚本家の腕の見せ所だと思うんですが、今回のはそれが不十分だったかなと。ありそうもないことがいくつも重なってるのは、本文中にも書いたとおりです。

劇場版のネタバレについてですが、ドラマ本編で触れるとしたら、今シーズンの最終回近辺でしょうね。半端な時期に明かしても締まらないし、まったく触れないのも、それはそれで締まらないですから。

プロフィール

tamacat

Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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