闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

検索フォーム

広告!

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HP Directplus オンラインストア
comments(-)|trackback(-)|スポンサー広告|--------_--:--|page top

ルパン三世マガジン'11冬

 発売されたのが2月3日、で、遅くとも1週間以内には入手していたはずなのに、約一ヶ月ものあいだ積ん読状態だった。今さらながらのルパマガ最新刊レビュー。
ルパン三世officialマガジン’11冬 (アクションコミックス)ルパン三世officialマガジン’11冬 (アクションコミックス)
モンキー・パンチ

双葉社 2011-01-28
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 今年はルパン三世アニメ化40周年なんだそうです。なわけで、今号には地味に“40周年準備号”との副題が付いてる。今気づきました。
 今号の収録作は、ルパン三世H、Y、Mに警部銭形、ルパンチック、そしてゲスト漫画家のSATO-CHI氏の読み切り短編が一編。前号はなかった山上正月氏の『ルパン三世Y』が復活してて、ほっと一安心。

 ルパン三世公式サイト『ルパン三世NETWORK』
 
 「ハプニング嵐」(早川ナオヤ)…ルパンが数年ぶりに再会した旧知の友人・キド。彼は警視庁もマークしている殺し屋で、かつて次元の兄貴分を殺した男だった。キドに銃を向ける次元だったが、逆にキドの操る催眠術に掛かり、重傷を負ってしまう。次元の仇を討つため、ルパンはキドに戦いを挑む……。
 モンキー・パンチ氏の原作コミックをリライトした作品。基本的に『ルパン三世H』は全部原作ものですね。ハードな内容、サスペンスフルな展開で、1stTVシリーズの雰囲気に近い。非常に面白いですが、描写が簡潔で説明的描写がほとんどないという原作コミックの特徴を受け継いでいるので、やや解りにくい部分も。ルパマガ'09夏号の「刺客の時は来た」以来の、本格ハードボイルドタッチの作品ですが、早川氏はこういう作風の方が合っている気がするな。

 「お子様ランチ」(岡田鯛)…人気お笑いコンビ「OH!ランチ」の栗本竜が番組撮影中に死亡した。コントで使う小道具の拳銃が本物にすり替えられていたのだ。現場にルパン三世を名乗る犯行声明が残されていたため、ICPOの銭形警部が捜査に乗り出すが……。
 『警部銭形』の二作目。そもそもの話として、このシリーズの犯人はなぜ自分の犯罪をルパン三世の犯行に見せかけようとするのか、という部分が何にも説明されていないのですが、そこを突っ込むと話が成立しないので、そういうものと目をつぶって。倒叙ミステリの魅力は、犯人と探偵の駆け引き、そしてその過程で、普通のミステリでは描くことの叶わない“犯人の心の揺れ”を描けることでしょう。そういう視点ではとてもよく描けていて、殺人者の悲しみ、そしてそれを追い詰める銭形の哀しみも伝わってくる。悪くないです。

 「ブラブラルパンとニャーニャーネコドーム」(山上正月)…東京の下町をブラブラするルパンと次元。野良ネコを見つけては戯れ、おもちゃ屋でラジコンを大人買いして遊びに興じる。不二子はあきれて去って行くが、それもルパンの計画のうち。今回のお宝は、野良ネコのために作られたネコしか出入りできない施設、ネコドームの中にあるのだ……!
 面白い。「君はネコぼくはカツオ節」(2ndTVシリーズ第106話)なんて作品もありましたが、今回のはネコがたくさん、なんとネコ警官による特殊部隊みたいなものまで出てくる。完全にギャグマンガ化しているんだけど、面白いからいいや。たまにはこういうのもあっていいと思います。山上氏はルパンらしさと自身の独自色を融和させるのが上手いですね。いちばん長く書いてるからかな。

 「相棒」(深山雪男)…メキシコシティーを訪れた銭形。マフィアによる営利誘拐がビジネス化しているこの街で、ここ数ヶ月急激に勢力を伸ばしている誘拐グループの首謀者がルパンだと聞き、銭形は驚きを隠せない。かつて誘拐組織に妻を殺された地元刑事・トーレスとコンビを組む銭形だったが、あるときトーレスの息子がルパン三世に誘拐されて……。
 人気ドラマを意識したようなタイトルですが、内容は特に似ているわけでもなく。誘拐組織への憎しみから妥協のない捜査を続けるトーレスの存在感が大きく、普段は暴走気味の銭形でさえ霞ますほどですが、逆に銭形とトーレスの対比のなかで、あらためて銭形の個性が浮き彫りになります。罪を憎んで人を憎まずと言いましょうかあくまでも“正義感”が彼を支えているのであって、けっして“憎しみ”をモチベーションにすることはない。それこそが、「ナチュラル・ボーン・刑事」といえる銭形の真骨頂かもしれません。

 「アルハンブラの夕日」(SATO-CHI)…1492年に滅亡したスペイン最後のイスラム王国グラナダ。このとき、グラナダから消えた巨大なルビーがオークションに出品された。出品者は先祖からこのルビーを受け継いできたという女子大生・マカレナ。落札したルーベン候はマカレナからさらなる財宝の在処を聞き出そうとするが……。
 SATO-CHI氏という漫画家さんを僕は知らないのですが、絵のタッチからすると少女マンガの人なのかな?中世ヨーロッパの、滅亡した王国の秘宝というモチーフは大変魅力的で、いかにもルパンが狙いそうなものですが、枚数の関係もあってあまりスケールの大きな話や、深い話にならなかったのは残念。ヒロインのマカレナちゃんも魅力的なんだけどなぁ。ルパンのキャラクターデザインが少々イケメンすぎたり、言動や表情も王子様キャラみたいになっていたり、全体的に女性が好みそうな演出が目立つのは少し気になりますが、ルパン一世の存在に触れたラストのオチは好印象です。

 おなじみサダタロー氏のパロディ四コマ『ルパンチック』がいつもにもまして面白い。ですが、巻頭にルパン三世40年史をまとめた年表がある以外、読み物ページがほとんどないのはいただけません。飯岡順一氏の連載が終わってしまったのは仕方ないとしても、アニメスタッフエッセイや、漫画家が自筆イラストともにルパンの思い出を語る「私とルパン」のコーナーは続けられただろうに。「私とルパン」は漫画家以外の著名人にも対象範囲を広げても面白いと思うし。“マガジン”っていうぐらいで一応“雑誌”なんだから、そういう読み物も充実させて欲しいです。これじゃただのコミック短編集だよ。
ルパン三世H(1) (アクションコミックス)ルパン三世H(1) (アクションコミックス)
画・早川 ナオヤ;作・モンキーパンチ

双葉社 2010-10-12
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

BUFFALO 〈スワッターズ〉 キャラクター USBメモリー ルパン三世モデル RUF2-SWT4G-L3BUFFALO 〈スワッターズ〉 キャラクター USBメモリー ルパン三世モデル RUF2-SWT4G-L3

バッファロー 2008-12-28
売り上げランキング : 56462

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!” [DVD]「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!” [DVD]
大野雄二 ソニア・ローザ

バップ 2007-12-21
売り上げランキング : 5245

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

スポンサーサイト

Theme:マンガ
Genre:アニメ・コミック

HP Directplus オンラインストア
comments(0)|trackback(0)|ルパン三世|2011-03-12_16:27|page top

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tamacat

Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

参加ランキング

クリック感謝!

NetShop

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。