闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら』

 原作にはまったく興味はなく、映画化されると聞いたときも「ふーん。」ぐらいだったんだけど、先日映画館で予告編を観て、急に興味が出てきました。それはたぶん、野球シーンに惹かれたから。野球、経験者を名乗るのも恥ずかしいほど、ほんのちょっとかじっただけですが、好きですから。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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 病気で入院した親友・宮田夕紀に代わって、程久保高校野球部のマネージャーに就任した川島みなみ。「高校で野球をやってるからには、甲子園を目指すべき」と言うみなみだが、体力づくりや仲間づくりのために部活をやっている部員たちの反応は悪い。なんとか部員たちのやる気を引き出したいみなみは、書店で勧められたP.F.ドラッガーの『マネジメント』を購入。会社経営について書かれた内容に最初は面食らうが、たまたま開いたページに書かれていた「マネージャーに必要な資質は、真摯さである」という一節が彼女の心を捉える。そして次第に、この本の内容が野球部のマネジメントにも活かせるものだと気づくが……。

 映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら』公式サイト
 
 “何をやっても驚くほどまわりについてゆけず 夢中になれるものを見つけても叩きのめされる”

 B'zの『野生のENERGY』という歌のなかに、こんな歌詞があります。個人的にこの歌詞がすごく好きというか、自分の経験とか心情にもろにフィットしてしまって、初めて聴いたとき猛烈に感動した覚えがあります。
 僕自身、「これをやりたい」とか「これなら出来るかも」と思って何かに取り組んだのに、ビックリするぐらい出来ず、下手くそで要領が悪く、練習してもまるで上手くならず、まわりとの差が開いていくばかりで自分のセンスのなさに絶望的な気分になって、やめてしまう、ということを繰り返してきました。“野球”もその一つ。好きで野球を始めたのに、自分の下手さを思い知らされ続けることに我慢が出来なくて、いつしか嫌いになってしまっていました。本作の主人公・川島みなみも、僕と理由は違いますが、大好きだったはずの野球を嫌いになってしまった人物。そしてきっと、この映画のほかの登場人物たちも、それぞれ事情は違えど、そういう側面を多かれ少なかれ抱えてる。大好きなものを、大好きでいることが辛くて嫌いになってしまう、そのやるせなさ。そういうことが感じ取れたから、僕はけっこう感動してしまいました。やっぱり“好き”っていう気持ちは大切なんですね。

 ドラッガーは、あんまり関係ないです。まあ関係ないってことはないけど、一つのきっかけに過ぎない。メインは、オチコボレの野球部が一人のマネージャーの出現をきっかけに変わっていき、目標に向かって団結していく過程を描いた、ベタな青春ムービー。ただ、意外なほど野球の戦術的な部分をきちんと描いているので、それがありきたりな青春ムービーにいいアクセントを与えていると思います。
 もっとも、戦術的な部分をより突っ込むなら、矛盾点も出てきます。「高校野球で時代遅れといえば、送りバントとボール球を打たせる投球術だ」という指摘は鋭いけど、その根拠が「現代の野球は打高投低」だからというなら、「ストライクしか投げない」という投球術は危険度が高すぎる。程高野球部がトーナメントを勝ち進んでいく過程も、もうちょっと説得力を持って描いて欲しかったな。いくら高校野球とはいえ、いやむしろ高校野球だからこそ、弱小校が強豪校に勝つのはそう簡単じゃないはず。
 他にも、マネージャーが主役ということもあって選手たちの描写まで手が回らず、彼ら一人ひとりのパーソナリティがまったく解らないのは欠点だし、エース投手・慶一郎役の瀬戸康史に野球経験がなかったのは痛いですね。いくらなんでも投球フォームが素人過ぎて、エースには見えないです。

 キャスト的には、監督役の大泉洋が素晴らしい。主演の前田敦子は、まあ可もなく不可もなく、かな。文句を言いたくなるほど下手ではないけど、目を見張るほど上手いとも思わなかったです。むしろ目を引いたのは、後輩マネージャー・文乃役の峯岸みなみ。見せ場は多くないけど、たまに発する台詞に気持ちがこもってるというか、思いが乗ってる感じがして、ちょっとはっとさせるものがありました。
 でも、この映画を陰で支えているのは間違いなく、夕紀役の川口春奈でしょう。映画のストーリー上も、彼女が演じる夕紀の存在が野球部を支えているし、演技面でもビジュアル面でも、彼女がいちばん自然体で華があって、AKBファン以外の人も彼女を観られれば納得でしょう(?)

 そんなわけで、欠点も多いけど思っていた以上にいい映画でしたし、先述した理由で、僕はこの映画を絶対嫌いにはなれません。案外AKBファンじゃない方が楽しめたりするかもしれないこの映画。特に野球好きは必見でしょう。
 でも、野球部の定義が“感動”だってのは、どうも気に入らないんだよな。野球に限らずどんなスポーツでも、プレイヤー側が“感動を与える”ことを目的にしちゃいけないと思うんですよね。選手はあくまで自分のためにプレーしなきゃ。“感動”は、観た人が勝手にするもの。それはスポーツだけじゃなくて、映画も同じなんですけどね。
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映画の欠点
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経営じゃなくて野球の映画。
>>峰川幸介三世さま。
でも、二部作にするほどスケールの大きな映画でもないしねぇ。野球の映画なんだから、野球シーンの描写にもっと力を注げばより良かったのに、という思いはあります。
親友・夕紀の描写に関しては、ちょっと可哀相とも思うし、ドラマのダシにされちゃった感じがして、ちょっと嫌だなという思いもあります。でも、川口春奈の演技は、そういうことまで全部飲み込んじゃうような懐の深さを感じました。

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Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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