闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

月別アーカイブ

検索フォーム

広告!

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HP Directplus オンラインストア
comments(-)|trackback(-)|スポンサー広告|--------_--:--|page top

ドラマ『ブルータスの心臓』

 東野圭吾3週連続スペシャル第二弾。今週は藤原竜也主演の『ブルータスの心臓』です。

 フジテレビ『東野圭吾3週連続スペシャル』公式サイト

 今回も感想だけ。若干ネタバレがありますので、未見の方はご注意を。
 
 先週同様、二時間で処理しきるには無理があるきらいはあるけれど、ドラマとしては相当面白いです。ドラマとして、何をやりたいか、どういうドラマにしたいかが、製作者の中でブレてない感じがする。前回の『11文字の殺人』もそうだけど、じつはミステリとしての謎解き部分にはそれほど拘ってなくて、サスペンスとその中での人間の負の感情(恐怖や戸惑い、嫉妬や悪意、妄念や葛藤etc...)を描くことに重点を置いてるんですね。今回は倒叙ものっぽい変則的なスタイルで、権力欲に取り付かれた主人公を中心に、様々な人の“破滅”を描いていました。主人公を含む主要な登場人物の大部分が、破滅的な結末を迎えるというのがすごいですね。人への不信感からロボットの研究に心血を注いだ主人公が、自らの分身とも言えるそのロボットによって殺されてしまうという結末は、皮肉です。
 人間不信から権力志向に走る主人公、血縁に異様なほど拘る会社社長、男女の愛は信じないが子どもへの愛は持っている女など、“人を信じること”に何かしら不自由を抱えている人々の姿は痛々しく、だからこそ「人を信じる幸せを知らないなんて、可哀相」というラスト近くの台詞が効いてきます。

 一連の事件の発端となるロボットの誤作動事故の真相や、主人公のロボットに対する向き合い方からは、機械文明への問題提起や非人間的な労働環境への批判といった社会派っぽいテーマも見え隠れしますが、その辺をあくまでドラマに奥行きを与えるスパイスとして活用し、堅苦しいテーマを前面に押し出さなかったのもよかったです。社会性のあるテーマというのは、扱い方を間違えると途端に楽しめなくなりますからね。
 キャスティングは非常に豪華でしたが、関係者の数が多い上に大半が途中で死んでしまうので、どのキャストも出番が少なく、特に女優陣の使い方はもったいない感じがしましたね。内山理名と加藤あいという、主演クラスの女優が二人も出ているので、もう少し出番があっても……とは思いました。

 それにしても、「結婚や家庭に幸せなんてない」と断言しているのに、子どもは産みたがるなんて分裂してる、と思うのは僕が男だからでしょうか。およそすべての女性は、子を産むことを本能的に望むのかなぁ?だとしても、両親の愛の結晶としてじゃなく生まれた子どもなんて、どうせろくな人生送れないだろうという気がしますけどね。
ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)
東野 圭吾

光文社 1993-08
売り上げランキング : 240

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

悪意 (講談社文庫)悪意 (講談社文庫)
東野 圭吾

講談社 2001-01-17
売り上げランキング : 1449

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
東野 圭吾

集英社 2007-03-20
売り上げランキング : 4330

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

スポンサーサイト

Theme:テレビドラマ
Genre:テレビ・ラジオ

HP Directplus オンラインストア
comments(0)|trackback(6)|ドラマ|2011-06-18_01:50|page top

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「東野圭吾スペシャル ブルータスの心臓」感想
 野心によって破滅していく男達の姿を描くサスペンスドラマでした。  ある男が殺害現場を見られてそれによって後々、別に計画された事件を狂わせていくという、構成になっていました。  嫉妬と憎悪が全てを狂わす発端になっていました。
ブルータスの心臓
さて、3週連続放送東野圭吾原作ドラマ第2弾 みたので感想書きたいと思います 原作はまったくの未読でドラマを見た感想のみになります そして冒頭の5分ほど見逃しちゃってます・・・・すみません 産業...
東野圭吾3週連続スペシャル ブルータスの心臓(6.17)
MM重工でロボット開発の仕事をしている末永拓也@藤原竜也は 次期社長を狙う若き野心家 だが、遊び相手だった雨宮康子@内山理名が妊娠してしまい、 多額の養育費を要求されてしまう。 康子の存在に危惧を抱いた拓也は 同じように脅迫された仁科直樹@袴田吉彦・橋本@
金曜プレステージ「ブルータスの心臓」
東野圭吾3週連続スペシャルと銘打った第2弾!  
ブルータスの心臓 東野圭吾3週連続SPドラマ
私の中じゃもう藤原君はライトくんなわけで・・・ カイジなわけで・・・。なのでなーんかこの人が 出てくると絶対にこいつ悪いやつっていう頭が働いちゃうので (計算高い役をやらせたら天下一品だし。) 今回もこいつが犯人ってずっと思ってましたよ。 でも違ってました...
東野圭吾 SP 第2弾
ドラマ「ブルータスの心臓」を見ました。 17日、フジにて9時からやってました 東野圭吾3週連続スペシャル 第2弾ですね 原作は未読ということもあり 最後まで楽しめました 最後まで引き込まれて 犯人は誰かというよりは ドラマとして 巧く出来ているなぁと 藤原竜也...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tamacat

Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

参加ランキング

クリック感謝!

NetShop

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。