闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『月光ノ仮面』

 カリスマお笑い芸人・板尾創路の第二回監督作品。それ以上の予備知識は一切ないまま観ましたが、予想は大きく覆されました。
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板尾 創路

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 終戦から二年。ある街に、ボロボロの軍服に身を包み、顔中を包帯で覆った男が現れた。落語家・森野家天楽の娘・弥生は、寄席小屋で騒ぎを起こした男を見て、「この人は噺家の森野家うさぎです」という。森野家うさぎとは、戦前、真打目前まで人気落語家で、弥生と将来を約束しあった恋人である。しかし男はかつての記憶をすべて失くしていた。それでも森野家一門の師匠・天楽は、未だ戦前の活況を取り戻せないでいる寄席を復興させる起爆剤にと、うさぎを高座へ復帰させることを決め、手始めに小さな小屋から、芸名も変えて高座に上がることになる。それからしばらくして、戦場から帰ってきたもう一人の男が、天楽の家にやってきて……。

 映画『月光ノ仮面』公式サイト
 
 なるほど、板尾監督はこういうスタイルですか。監督の前作『板尾創路の脱獄王』は観ておらず、本作に関しても事前に情報をほとんど入れずに観にいったのですが、いろいろと想定外の映画で、けっこう戸惑っています。
 当初はミステリーっぽい映画なのかと思いましたが、どうもそういうわけでもなく、コメディというほど笑いが溢れているわけでもなく、ラブストーリーにしては結末があんまりだし、なにか哲学的なメッセージを発信する映画なのかとも思ったけれど、それも違うっぽい。映画のチラシ等には、キャッチコピーみたいに「俺はいってぇ誰なんだ」という言葉が使われていますが、映画を観終わった直後は「この映画はいってぇ何なんだ」と言いたい気分でしたね。そもそもストーリーが論理的に割り切れるように出来ておらず、僕にとっては苦手な分野だなぁと感じました。

 古典落語の「粗忽長屋」が映画のキーワードというか、重要なモチーフになっているのですが、僕は不勉強にして「粗忽長屋」を知りません(というか、落語自体ほとんど知らない)。「粗忽長屋」を知っていると、ある程度受け止めやすくなるのでしょうか。

 パンフレットで監督のインタビューや、映画評論家の解説などを読んで朧げに解ってきたことは、本作がシュルレアリスム的な映画なんだろうということです。お笑いに対する感想・批評としてよく言われる和製英語の〈シュール〉ではなくて、芸術用語として本来的な意味での〈シュルレアリスム〉と捕らえるべきでしょう。と言うと難しく感じますが、要するに理屈ではなく感覚的に捉えるべき映画ということ。あまり難しい見方をするのは、監督の本意ではないと思います。

 この映画を観て、面白いと感じるかと問われると、正直面白いとは思いませんでした。だけど、なんか不思議な吸引力のある映画で、機会があったらもう一度観たいような気もします。まあ、お金払ってまで観ることはないだろうけど。でも、理屈じゃない、こういうのが〈映画〉なのかなぁと、ふとそんな気もしてしまう、妙に気になる『月光ノ仮面』でした。
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月光ノ仮面
『板尾創路の脱獄王』で監督デビューした板尾創路が監督・脚本・主演を務めた第2弾。古典落語「粗忽長屋」をモチーフに、記憶を無くした男とその戦友、戦友の恋人の三者の姿を描いた物語だ。共演に『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』の浅野忠信、『漫才ギャング 』?...
「月光ノ仮面」感想
 板尾創路第二回監督作品。終戦後の東京に、突如現れた傷痍軍人。記憶を失ったその男の正体は、かつて寄席で一、二を争うほどの人気落語家・森乃家うさぎだった…?    いきなりでなんだが、察するに本作は何も言っていない。  おそらくは多くの批評サイト、ある...
『月光ノ仮面』
□作品オフィシャルサイト 「月光ノ仮面」□監督・脚本 板尾創路□キャスト 板尾創路、浅野忠信、石原さとみ、前田 吟、國村 隼、六角精児、        津田寛治、根岸季衣、平田 満、木村祐一、宮迫博之、矢部太郎、        木下ほうか、柄本 佑、千代将...
月光ノ仮面
まったくもって何が何やら意味不明。
[映画『月光ノ仮面』を観た(すまん、超短信だ)]
☆最近、落語を聴くことに凝っているので、予備知識なく見たこの作品が、落語の「粗忽長屋」をベースにしていると知って、ちょいと嬉しくなった^^  コメディかと思いきや、見ようによっては文芸作品っぽくて、すっとぼけた板尾創路らしく、なかなか面白かった。  戦...
■映画『月光ノ仮面』
これぞ板尾創路ワールド!という不条理な世界がこれでもかというほど展開していく、板尾創路が監督・脚本・主演を務めた映画『月光ノ仮面』。 妖しい満月が続く町にやって来た一人の復員兵と、ある落語家一門で起こる出来事を描いています。 こういう言い方は映画を...
月光ノ仮面
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月光ノ仮面(感想219作品目)
月光ノ仮面は劇場へ行って鑑賞したのだけど 結論は板尾ワールド全開も少し笑い少ないね 内容は昭和22年。敗戦から活気が戻った町に ボロボロの軍服で顔中に包帯を巻いた男が現れ 寄席小屋
別館の予備(感想219作目 月光ノ仮面)
5月4日 月光ノ仮面 下記TBアドレスの別館にTBして頂けると有難いです TBアドレス http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/hum09041/11236997194/f83b1c6c
月光ノ仮面
11年/日本/102分/ドラマ/劇場公開(2012/01/14) -監督- 板尾創路 過去監督作:『板尾創路の脱獄王』 -脚本- 板尾創路 -出演- *板尾創路…男 過去出演作:『電人ザボーガー』 *浅野忠信…岡本太郎 過去出演作:『ステキな金縛り』 *石原さとみ…弥生 ...
映画『月光ノ仮面』
監督・脚本・出演 板尾創路 浅野忠信 (岡本太郎)石原さとみ (弥生)前田吟 (森乃家天楽)國村隼 (席亭)六角精児 (森乃家金太)津田寛治 (熊倉隊員)根岸李衣 (岡本孝子)平田満 (達造)木村祐一 (平尾小隊長)宮迫博之 (神楽文鳥)矢部太郎 (森乃家福次郎...

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