『大日本人』関連記事を読みたくないわけ。

大日本人オフィシャルガイド大日本人オフィシャルガイド
日経エンタテインメント!

日経BP出版センター 2007-06-01
売り上げランキング : 318
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 <お笑いエンペラー>の異名をとるカリスマお笑い芸人、松本人志が『大日本人』で映画監督としてデビューした。巷には『大日本人』や『松本監督』を特集した雑誌記事が溢れている。
 『大日本人』は公開前から興味があって、実際に先日見てきた。面白かったし、内容は期待に違わぬものだったと思う。
 それでも、不思議とそういう「関連記事」を読む気にはならない。

 何故か。

 それはやっぱり、「松本人志」という一人の個人を、何か特別なものとして、まるで<神格化>しようとするような世間の風潮が嫌いだからだろう。


 僕はお笑いが好きだし、お笑い芸人としての松っちゃんのことは尊敬している。彼が(お笑いに関して)稀代の天才であることは疑いのない事実だと思うし、特に1980年代終わりから90年代にかけて、松っちゃんが日本人のお笑い観に革命的ともいえる影響を与えてきたことも否定しない。
 だからといって、僕は彼を<神>だとは思わない。その思いは『大日本人』を見て、より強くなった。
 『大日本人』の主人公・大佐藤が、<巨大化>という稀有な才能を有し、<日本を守る>という特別な使命を持った<ヒーロー>であるにもかかわらず、その暮らしはたいそうつつましく、その悩みがいたって平凡だったように、松本人志もまた、いたって平凡な、普通の人間なのだ。

 ――人間なんて誰だって とてもふつうで
      出会いはどれだって特別だろう――(B'z『RUN -1998 style-』より)

 巷に氾濫する「『大日本人』特集」やら「松本監督特集」みたいなものは、どちらかというと<松本人志神格化>の風潮を助長しているように見える。だから、僕はそういう記事を読む気にはならない。

 『大日本人』より遡ること約1年。ウッチャンナンチャンの内村光良が『ピーナッツ』で映画監督デビューした。このとき、『クイックジャパン』という雑誌で、ダウンタウンの幼なじみである放送作家・高須光聖が内村監督にインタビューしていたのだが、この記事はなかなか面白かった。特に、高須氏が松っちゃんとウッチャンを比較しながら語るところなどは、幼なじみならではの対等な視点があった。おなじダウンタウン付きの作家でも、倉本美津留氏などは、ダウンタウンが至上であり、絶対の存在のように語る向きがあったが、高須氏は「ダウンタウンにはダウンタウンの、ウンナンにはウンナンの良さがある」という感じに捉えていて、非常に興味深かった。
 もし今、そんな風に松本人志を<対等な目線>で捉え評した記事があったなら、僕は読んでみたいと思う。でも、たぶんそんなのは、ないんだろうな。

 『大日本人』公式サイト
日経エンタテインメント ! 2007年 07月号 [雑誌]日経エンタテインメント ! 2007年 07月号 [雑誌]

日経BP出版センター 2007-06-04
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

大日本人アート&シナリオブック大日本人アート&シナリオブック
日経エンタテインメント!

日経BP出版センター 2007-07-12
売り上げランキング : 571

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

GQ JAPAN 2007年 07月号 [雑誌]GQ JAPAN 2007年 07月号 [雑誌]

コンデナスト・ジャパン 2007-05-24
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

クイック・ジャパン(Vol.63)クイック・ジャパン(Vol.63)

太田出版 2005-12-10
売り上げランキング : 8547
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

テーマ:大日本人 - ジャンル:映画

01 : 34 : 45 | 映画 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

<<小説『緋色の囁き』読了 | ホーム | ルパンTVスペ情報>>
コメント
こんにちは^^
tamacat さんブログでのコメントありがとうございました!松本人志がすごく好きなんですね。

何かオススメの映画などありましたら、教えて下さいねー
by: :風呂屋 aka朝日湯 * 2007/06/11 14:57 * URL [ 編集] | UP↑
コメント感謝。
>>風呂屋 aka朝日湯さま。
松っちゃんがそんなに好きというわけではないですが、お笑いは全般に好きなので。現在の日本のお笑いにおける松本人志の功績というのは、やはり認めないわけにはいかないと思います。
「悲しいことが面白い」という言葉を聞いたときには、なにやら霧が晴れるような、「そういうことだったのか!」という爽快感を味わいましたし。
by: tamacat * 2007/06/12 14:34 * URL [ 編集] | UP↑

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


| ホーム |

無料カウンター

カレンダー

07 | 2008/08 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

カテゴリー

最近のエントリ

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

FC2ブックマーク

おすすめ!




パーフェクトスーツファクトリー
アウトドア&フィッシング ナチュラム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる