闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64 [3D]』

 昭和30年代、東京タワーの見える町、夕日町三丁目で暮らす人々の暖かい人間模様を描いた人気シリーズ第三弾。今回は前作から5年後、東京オリンピックが開催された1964年が舞台です。
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 1964年、東京オリンピック開催に東京中が沸き立っていたころ。夕日町三丁目の人たちは、変わらず元気に生きている。茶川はヒロミと結婚し、淳之介も含めた三人暮らし。ヒロミは身重で、もうすぐ4人目の家族が加わる模様。5年前、芥川賞の候補になったおかげでちょっと小説が売れ、調子に乗って家を増築したものの、最近は『冒険少年ブック』でも新人作家に人気を奪われ、連載打ち切りのピンチに立たされていたりもする。一方の鈴木オートは順調に成長。今年からもう一人新人を雇い、日々忙しい。六子もすっかり一人前の修理工になり、後輩を指導する立場に。そんな六子は以前、火傷の治療をしてくれた外科医の菊池に一目ぼれ。毎朝おしゃれして出かけては、通勤途中の菊池に挨拶するのが日課になっている。ある日その菊池が車をエンコさせ、それを六子が修理したことから二人の距離は急接近し……。

 映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』公式サイト
 
 一作目で〈昭和33年の夕日町三丁目〉というファンタジーを作り上げ、二作目ではそこに暮らす人々の関係性をより深く掘り下げた。そして三作目となる本作では、その町からの〈巣立ち〉というのがひとつのテーマになっているようです。お嫁に行くことになった六子。大好きで誰よりも尊敬する茶川のもとを去ることになる淳之介。これはもちろん、子どもが自分を守ってくれていた家庭から離れるという〈巣立ち〉の物語でもありますが、同時に大人が、子どもをきちんと「巣立たせてやる」、そのための葛藤や決断を描いたドラマでもあると思います。特に淳之介の〈巣立ち〉のために茶川がとった行動は、涙なしでは見られません。そして思い出の万年筆を茶川から受け取った淳之介が、去っていく茶川の背中に叫ぶ台詞は本当にグッときました。そう、頭のいい子どもは親の気持ちなんて、本当は全部わかってるんです。

 でも、この映画に失敗があるとしたら、それは予告編でおいしいところを見せすぎたことだと思うんですね。予告を観てれば、六子がお嫁に行くことも、その相手が前作に登場した武雄じゃないだろうことも、茶川と淳之介が衝突することも、その結果淳之介が家を追い出されることも、みんなわかってしまう。いや、わかってて観ても泣けるんですよ。前二作で登場人物に対する思い入れもあるし、本当にいいお話だから。でも、やっぱ見せすぎだよなぁ。
 
 1964年を舞台にしようというのは、前作を撮り終えた直後から主要スタッフの間で話題に上っていたそうです。東京オリンピックが開催されて、東京はそれに向かって街の開発が急ピッチで進んでいた時代。オープニングでの東京の街の俯瞰ショットを見ても、東京タワーの周辺に団地みたいな建物がいっぱい建っていて、一作目、二作目のころよりもはるかに現代の風景に近い。テレビもカラー化して、街行く人々もおしゃれな人が増えて、夕日町三丁目も心なしか以前より明るく、小奇麗になってる気がします。茶川も一平も淳之介も、以前ほどぼろぼろの格好じゃなくなったし。鈴木オートの作業場は前作よりさらに大きくなっているし、茶川商店も住居部分を増築している。前二作のころは、「これからどんどん豊かになるんだ」という期待だけだったけど、今回は実際に豊かになってきている、その上昇気流の只中にいるんだという勢いが感じられると思います。
 パンフレットのキャストインタビューを読んだら、1964年生まれの堤真一は、『東京オリンピックが開催された年』とか、『東海道新幹線が開通した年』のように、「昭和のメインイベントがあった年に生まれたことを、誇らしく感じている」んだとか。それをいうなら僕の生まれた年は、『チェルノブイリが爆発した年』だぞ……。いや今回、ウィキペディアで自分の生まれた年の出来事を調べてみて、なんか悲しくなりましたわ。

 なんだか書きたいことがいっぱいあって、でもネタばれはしたくなくて、と考えてたら何を書いたらいいのか解らなくなってきたので、このぐらいで終わりにします。ただ言いたいのは、「いい映画ですよ」ということ。たぶん、シリーズでいちばん泣いたんじゃないかな。もちろんそれは、過去作品を見てて、登場人物に思い入れを持っているからこそ、なんでしょうが。だけど、家族を持ったり、人を好きになったり、幸せのかたちを考えたり、理想と現実の狭間で葛藤したり、妥協しないで生きていくために悲壮な覚悟が必要だったり。そういう普遍的なメッセージが表現された作品なので、たとえ前二作を知らずに観たとしても、どこかしら心に響く部分はあるでしょう。切ないシーンや泣けるシーンばかりでもなく、ほのぼのだったり笑えるシーンもたくさんありますし、2時間20分という上映時間も、僕はまったく長いとは感じませんでした。

 最後に、3Dについて。どーんと飛び出す東京タワーもすごいけれど、なんでもない普通の日常的なシーンでも、ちゃんと3Dしているところに、僕はむしろ感心しました。僕は3D映画を数えるほどしか観てないけど、3Dで良かったと思える映画は、これが最初かもしれない。3Dというテクノロジーがいちばん似合いそうもない作品を3Dで作って、きちんと効果をあげているのは、さすが『ALWAYS』のチームだなと思います。
 続編はあるのかどうかわからないけど、今回の結末でおしまいにするのは少し寂しいところもあるので、出来たら作ってほしいですね。
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