闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

 1997年に放送開始し、刑事ドラマの新たなスタンダードとなった大ヒットシリーズがついに完結。
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 湾岸署管内で開催されている国際エネルギーサミットの会場で、男性が拳銃を持った男に連れ去られる事件が発生。湾岸署に設けられた捜査本部には本部長として鳥飼管理官が、そして交渉課の小池課長も訪れる。程なくして、男性は射殺死体となって発見。青島らは鳥飼本部長の指示で重要参考人を確保、事件は速やかに解決したかに見えた。しかし参考人には、事件当時の完璧なアリバイが。それでも捜査方針を変えようとしない鳥飼に疑念を抱いた青島は、室井に協力を求める。そんな中、同じ拳銃による第二の殺人事件が発生。被害者は6年前に起きた誘拐殺人事件で被疑者とされた男だった。当時新設されたばかりの交渉課が深く関わっていた6年前の事件と、今回の事件とつながりとは。そして不穏な動きをみせる鳥飼の真意とは?

 映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』公式サイト
 
 『踊る』レジェンドシリーズもいよいよファイナル。15年の歴史を総括するようなオープニング・タイトル映像に興奮。連ドラ時代から『踊る』のタイトルバックは格好良いですよね。TVドラマ史上屈指だと思います。

 前作『OD3』が正直「うーん。。」な出来だったので、本作も観る前は、期待より不安のほうが上回ってました。前作のように『踊る』らしさを失い、何を描きたいのか解らないような作品になったら、締まるものも締まらない。シリーズが有終の美を飾るためにも、『踊る』らしく、そして物語として一貫した、強いメッセージを感じさせるものであってほしい。そう思って観てましたが、懸念したよりは、随分良かったですね。

 ある面での「過剰さ」は『踊る』シリーズを特徴づける要素ですが、それが行き過ぎて収拾がつかなくなったのが前作。本作ではその反省も踏まえてか、「過剰さ」はやや控えめに。事件を同時多発的に発生させるようなことはせず、一連の事件をじっくり描いたことで『OD1』に近いような「事件もの」としての面白さが出ていますし、事件を追う中での青島ら登場人物たちの行動も、納得のいくものになっています。また、シリーズが一貫して描いてきた「組織のなかで、個々人の正義を貫く」というテーマも改めて強く打ち出され、胸が熱くなる名台詞も飛び出しました。前作で後退していた『踊る』らしさが戻ってきたのは嬉しいところです。
 ただ、やはり15年の歳月は大きく、もう昔の『踊る』には戻れないんだろうなという部分も、本作を見ていて感じましたね。というのも、本作で全体的に単独行動の多かった青島の姿を見ていて、じつは『踊る』には、バディムービー的な魅力があったんだということに気づいてしまったんです。以前の青島は、ほとんどの場面で、誰かと一緒に行動していた。それは和久であったり、すみれであったり、真下だったり、雪乃のときもあったし、時に室井だったかもしれない。いつも固定の相棒がいるわけじゃないけど、場面場面で即席のバディ”が自然にできていて、バディムービーっぽい空気を醸し出していたんだと思います。本作ではそんなバディ感”がない。それは青島が係長に出世してしまったためでもあるかもしれない。他にも理由はあるだろうけど、いずれにせよ、単独行動ばかりの青島の姿に、少し違和感を感じたのでした。

 それから、本作で納得のいかない点が三点あります。一つ目は「この犯人は、子供を殺すだろうか?」ということ。もう一つは、事件の重要な背景となっている6年前の誘拐事件において、真下が小池に下した命令。湾岸署刑事課時代に青島たちの姿を見てきた真下が、あの命令を何の躊躇や葛藤もなく下したとは思えないのですが、そこらへんの心の動きが見えないので、モヤモヤした感じが残ります。そして三つ目が、タイトルにある「新たなる希望」。この言葉が、何を指しているのかはいま一つピンとこないです。

 『踊る』シリーズ15年の歴史には僕自身いろいろな思い入れもあるので、書きたいことは尽きないのですが、きりがないのでやめます。ですが、本作は15年の歴史を締めくくるのに相応しい快作だったと、今は思っています。なにより、連ドラからのレギュラーだった雪乃が戻ってきたことは嬉しかったな。

 「組織の中に生きる人間こそ、信念が必要だ」
 この言葉を噛みしめて、これからも自分が正しいと思った道を進もう。なんてな。

 最後に、TVシリーズ第1話より湾岸署刑事課盗犯係の中西係長を演じてこられ、今年5月に亡くなられた小林すすむさん。ご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

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行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
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