闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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金曜ロードSHOW!『ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~』

 ルパン三世の最新TVスペシャル。新作が放送されるなら観るし、観る以上は面白い作品を期待しているというけなげなファン心理。今回はどんなんだろう。
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 マルコ・ポーロが記した「東方見聞録」には隠された“アナザーページ”があった。その幻の一ページの内容を記した石版を盗もうとしたルパンだったが、何者かの妨害にあい、石版を奪われてしまう。そればかりか、石版を発見した考古学者テオ・アルジェント教授が殺害され、ルパンはその容疑者にされてしまった。ルパンと次元は、偶然出会ったアルジェント教授の孫娘・リサと行動を共にしながら、石版に記されているというマルコ・ポーロの隠し財産の在り処を追う。その頃、一人修行に耽っていた五ェ門は、ある寺の住職とその三人の孫娘たちと出会い……。

 日本テレビ「金曜ロードSHOW!」公式サイト
 
 前作が八尾比丘尼、前々作は風魔忍者で、今回は東方見聞録と、最近日本史ネタが続きますね。べつにルパンが狙うのは歴史的なお宝ばかりじゃないんですが。

 ま、それはともかく内容について。
 良かったんじゃないでしょうか。ストーリーも破綻してないし、ルパンの行動にも一貫性があるし。また、前作みたいに突然ホラーじみたり、不必要に湿っぽくなるところもなく、一作を通じてのトーンというかムードみたいなものが一定していて、それは作り手に迷いがなかったことの証拠だと思うので、その点も良かったです。
 ストーリー的には、破綻がないどころか、マルコ・ポーロの隠し財産を探すというアドベンチャー要素に、アルジェント教授殺しの真犯人は誰かという謎を程よく絡めながら上手くまとまっており、むしろよく出来ていたと言えるのではないでしょうか。ストーリー自体がこれほどちゃんとしたルパンを観るのは、ここ5~6年なかったように思います。そういう点では、今回の脚本を書いた日高勝郎氏は賞賛されるべき仕事をしたと言えます。

 とまあ、客観的視点に立てば、あまり批判すべき点はなかった今回のTVスペシャル。だけど、それは大きな欠点がないというだけで、すごく心惹かれるような魅力もなかったというのが、正直な感想です。可もなく不可もなく。そして主観的な“好き嫌い”という視点で見れば、今回もけっして“好き”とは言えない作品だったなぁと思います。
 本作のメガホンを執ったのは亀垣一監督。『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』や『ルパン三世VS名探偵コナン』を監督した人ですが、それらの作品と今回の『東方見聞録』すべてに共通して感じるのは、全体的にメリハリがなくて、えらくまったりしているということ。アクションシーンに迫力もなければキレやスピード感もなく、動きのないシーンとの間に緩急を感じない。ギャグがものすごく冴えるというわけでもないし、感動的な演出が素晴らしく上手いという感じもしない。この監督がルパン以外でどんな作品に携わっているのかは知らないですが、少なくともルパンにはあまり向いてない監督だと思います。どうしてこの人が、ルパンの監督を三回も務めることになったのか。同じ監督を何度も起用するなら、視聴率的にも作品の質的にも高いレベルをマークした監督(例えば『ワルサーP-38』の矢野博之監督とか、『お宝返却大作戦』の川越淳監督とか)を使えばいいのに。

 他にも不満点はいろいろあるのだけれど、問題は作品の出来不出来というよりも、ルパンというキャラクター、あるいは『ルパン三世』というシリーズの在り方、そのアイデンティティーそのものが、かつてのそれとは変質してしまっているのかもしれないという可能性。今の『ドラえもん』と大山のぶ代時代のものとは質が違っているように、ルパンも質的に変化してしまったのではないか。
 僕が夢中になった『ルパン三世』のイメージは、ハードボイルドなストーリーにクールな台詞、スタイリッシュなアクションとちょっぴりアダルトなお色気といったもの。だけど最近のルパンは、アドベンチャー要素満載のストーリーにわかりやすいギャグ、弱きを助け強きを挫く的な後味のよい結末といった要素がウェイトを占めるようになってきました。それがいいか悪いかは置いといて、もうそうなっちゃったら戻れないのかもしれない。今の『ドラえもん』が昔の『ドラえもん』に戻れないように。だとしたら、やっぱり悲しいなぁ。
 もしそうなんだとしたら、僕は今後もルパンシリーズを見続けるべきかどうか、考えてしまいます。今後の『ルパン三世』が新しいファンをどんどん開拓して、新たな市場を作っていくことが出来たとしても、その市場に、僕のいる場所はないんじゃないかな。だとすると、僕は近い将来、ルパンをTVで観ることを辞めるかもしれません。『ドラえもん』も今はほとんど観てないしね。

 となると、最後の希望は「ルパマガ」ということになるなぁ。

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テレビアニメ 『ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~』 感想
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ルパン三世 東方見聞録 アナザーページ(11.2)
マルコ・ポーロの東方見聞録から抜け落ちたアナザーページに記された秘宝を巡り、 ルパンファミリーが軍需産業社長らと争奪戦をするという内容 ジンギスカンのお宝を探していたら、

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ハードボイルド
面白いか面白くないかと聞かれたら面白い。近年の作品はこの“面白い”という部分すら備えていないものがほとんどだったので、娯楽作品として楽しめるレベルになっている事は喜ばしい。
しかし『ワルサーP38』や『DEAD OR ALIVE』のような、ハードボイルドなルパン三世がなくなったのは確か、と言うか最近のテレスペではこの手の感想ばかり書いてるような気がする。
緊張感がないよね。
>>峰川幸介三世さま。
毎度どうも。
ハードボイルドというのは説明しにくい概念だけど、人生の苦さや悲しさをもっと感じたいですよね。そういうのをまるごと引き受ける潔さこそ、ハードボイルドだと思います。

それ以前に、ルパンたちが常に生死の瀬戸際で戦ってるという緊張感がないのは頂けない。いつもの余裕の笑みじゃなくて、絶体絶命のピンチに強がるルパンを見たいです。

プロフィール

tamacat

Author:tamacat
行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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