闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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ルパン三世マガジン'13秋

 “最新アニメ情報号”と銘打たれたルパマガ最新刊。発売はTVスペシャルの放送より前です。
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 TVスペシャル放送直前に発売された号ですが、テレスペ絡みの情報は、あらすじの説明とキャラクターの設定資料ぐらい。アニメーター目指してるわけでもなし、設定資料を見せられても特に感動はないなぁ。
 連載陣では深山雪男氏が前号に続き、そして前号では珍しく2号続けて掲載された(それまでは隔号連載だった)山上正月氏も休載。『ルパン三世M』と『ルパン三世Y』が両方乗ってないルパマガというのは、非常に寂しく感じます。

 ルパン三世NETWORK
 


 「届け!笛の音 哀憐の剣へ」(星和弥)…刀剣供養の寺・真刀寺の住職から、少女を守るよう依頼された五ェ門。その頃、市内では公共施設ばかりが狙われる連続爆破事件が起きており、ツナデ警部らが捜査に当たっていた。
 『十三代目石川五ェ門』の第2作。予想通り、ツナデ警部と部下の高杉はシリーズキャラクターになりましたね。足を洗った元剣士の美学と娘への愛情を描いたストーリーは悪くない。ただ、これからも毎回、腕に覚えのある剣士を敵役に設定して、いったいいくつ話が作れるだろう。息切れしないか心配だ。

 「銭形警部の報告書」(馬場民雄)…麻薬王ロドリゲスの資産をルパンが狙っているという情報を得た銭形は、地元の警官ケビンとともにロドリゲスのビルへ向かう。しかしロドリゲスはルパンの予告状など存在しないという……。
 まさか4号続けて同じ話とは。今回は銭形視点バージョン。銭形の正義感と若き警官ケビンの青さの対比が面白いですが、全体的に見ると、前3作のダイジェストのようになってしまった感が強いのが残念です。ただ、これ4回分の話を構成しなおして一つの話にまとめたら、そのまんまアニメで1時間分くらいの話になりそう。膨らませれば90分持つかも。アニメルパンにいちばん近い、それこそが馬場版ルパンの魅力です。

 「殺し屋代理人」(togekinoko)…次元の15年来の親友・トゥーコ爺さんが殺された。犯人はルパンに変装した「百面相」という人物。ルパンと次元が憎しみ合い、殺しあうように仕向けているのだ……。
 過去、『ルパン三世Y』に「怪人百面体は誰でしょう」という作品がありました(ルパマガ'11夏号)。変装ではなく、本人そのものに成り代わり、その人の人生をも乗っ取るという発想は本作と通じますね。ですが、アイデンティティの在り処を問うような哲学的な内容を含んだ山上作品と違い、本作は本物と偽者が互いに相手の存在を抹消せんとする命がけの戦いと、ルパン・次元の絆の深さを描くハードボイルドアクション。二人の次元にルパンが銃を向けるシーンの緊張感はたまりません。不満は、後で読み返しても、本物と偽者の区別が付かないところ。後から読めば判る、という風に描いてくれればなお良かった。

 「銭王」(岡田鯛)…一大で莫大な財産を築き、銭王と呼ばれる荒岩三郎。その屋敷から、ルパン三世を名乗るものの手で大量の金品が持ち出された。銭形の捜査により、屋敷の管理をしていたクラブママの千種が失踪していることがわかる。
 死体なき殺人という、ミステリとしても従来とは少し違うアプローチをした作品。金にしか価値を見出さない銭王という、極端な価値観を持った人間と銭形との対決を描いた作品。人情も愛情も思いやりも持たず、常識的な倫理観が一切通用しない銭王のキャラクターは、おそらくというか間違いなく、実在の不動産王、丸源ビルオーナーの川本源司郎がモデルでしょう。人の命を奪っても一片の罪悪感も哀れみも感じていない、モラルの欠片もない銭王が、ラストシーンでは何故か、信念を貫く強い男として、少し格好良くさえ見えてしまう。もちろん作者が狙ってそう描いているのですが、その銭王と銭形の表情から、読者は何を思うのか。そして、法律やモラルというものが、個人の信念の前にどんな意味を持つのか。そんなことを考えさせられます。


 TVスペシャルがどんなにつまらなくたって、ルパマガに活気がある限りルパン三世は不滅だぞと思っているわけですが、『ルパン三世M』と『ルパン三世Y』が揃って休載の今号はそういう意味ではかなり寂しいです。『Y』はまだ「11章第7節のエレベーター」がまだ完結していないから、次号は間違いなく掲載されるのでしょうが、『M』はどうなるんだろう?『警部銭形』『十三代目石川五ェ門』のスピンオフシリーズが嫌いなわけじゃないけど、スピンオフばっかりになっても困るし。
 TVスペシャルが相変わらず不振で、コミックまで失速してしまっては、よりどころがなくなってしまうから。
 どうか、コミック版ルパンの勢いが続きますように。


 〈追記〉
 ずっと前から噂には上っていたルパンの実写版が、いよいよ正式に決まったようです(実写版公式サイト)。
 実写化されること自体に対しては、じつはそれほど抵抗はなく、キャストも概ね納得しています。キャストに関して似てる似てないを言い出したら何も出来ないし、発表されたキャストは、今の日本映画界で考え得る限り、かなり妥当なところじゃないでしょうか。
 キャストよりも、不安なのはスタッフのほう。アニメの方がここ10年、なぜこれほどまでに低迷したかといえば、端的に言って「ルパン三世という作品やキャラクターをちゃんと理解しているスタッフが、製作の中心にいない」ということに尽きると思います。ちゃんと理解していないから、表面的な“ルパンっぽさ”をなぞることしかできず、真の意味での“ルパンらしさ”を表現できない。北村龍平監督や脚本の水嶋力也氏、その他プロデューサー諸氏が、本当に『ルパン三世』を知っているのか。だって北村龍平って……『ゴジラ FINAL WARS』の人ですよ?大丈夫かなぁ……。
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行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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