闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『STAND BY ME ドラえもん』

 小学4年生の少年、野比のび太。テストはいつも0点で運動神経は皆無、泣き虫で意気地なしで怠け者で寝ぼすけで、クラスメイトのジャイアンやスネ男からいじめられている。そんな、何の取り柄もないのび太のもとに、ネコ型ロボット・ドラえもんがやってきた。のび太の悲惨な将来を変えるため、玄孫のセワシが22世紀の未来から送り込んだのだ。ドラえもんは、のび太が幸せになるまで未来へ帰れないというプログラムを施されていた。ドラえもんは、のび太が将来、好意を寄せているクラスメイトの源しずかと結ばれるようにするため、さまざまな未来の道具を使ってのび太をサポートしていく。

 映画『STAND BY ME ドラえもん』公式サイト
 
 『friends もののけ島のナキ』の山崎貴・八木竜一両監督のコンビによる、ドラえもんシリーズ初のフルCG3Dアニメ。ドラえもんとのび太の出会いから別れまでを、原作からセレクトしたいくつかのエピソードをつなぎ合わせて描き出します。

 うん、ドラえもんです。普通に、ドラえもん。それでいい。それがいい。

 僕に限らず、ほとんどの日本人にとって、ドラえもんって、そばにいるのが当たり前の存在だと思うんです。もう、肌に染み付いてるというか。たとえ大きくなって大人になって、子どもの頃のようにドラえもんに会うことはなくなってしまっていたとしても、思い出の中にドラえもんは必ずいる。ドラえもんがいなかった人生なんて、想像もつかない。きっと、ほとんどの人がそうでしょう。
 ドラえもんの映画といえば、大長編シリーズの、スケールの大きなスペクタクル・ストーリーを思い浮かべがちですが、本作では、そんな〈いつもそばにいるドラえもん〉を描きたいという山崎監督のこだわりで、普段の、30分のTVアニメで放送されてきたような短編エピソードをつないで再構築した〈ドラえもんとのび太の日常〉を感じさせる映画になっています。

 セレクトされたエピソードは、原作タイトルに従えば「未来の国からhるばると」「たまごの中のしずかちゃん」「しずかちゃんさようなら」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようなら、ドラえもん」「帰ってきたドラえもん」。このリストはパンフレットに載ってるんですが、僕が知らなかった話も含めて、全部原作にあるみたいです。だから、映画オリジナルの部分というのは、限りなくゼロに近いんですね。最後の「さようなら、ドラえもん」と「帰ってきたドラえもん」は、一つに合体させた「帰ってきたドラえもん」として、過去に映画化もされている(渡辺歩監督・『ドラえもん のび太の南海大冒険』併映)ほか、TVアニメでも放送されていますね。
 僕はもともとアニメ版「帰ってきたドラえもん」は、何回見ても泣くんです。少なくとも3回は観てるけど、観るたびに泣いてる。もちろん今回も大泣きしました。だけど、今回はそれと同じくらいかそれ以上に、「のびたの結婚前夜」のところで泣いた。しずかちゃんのパパが、しずかちゃんに語りかける言葉が、その一つ一つが素晴らしすぎて、胸に染みました。しずかちゃんのパパ、なんていい人なんだ。
 映像的には、ひみつ道具のディテールとか、ひみつ道具の取説(使用説明)の見せ方とか、未来っぽい見せ方をしているところが面白いです。特に、タイムマシンのギミックの描き方は、超ワクワクする(笑)。

 ところで、一部で「悪夢のような設定」とまで言われて批判されているという〈成し遂げプログラム〉について。確かに、設定だけ聞くと「ドラえもんを奴隷化する設定」と聞こえなくもないし、批判している人の言い分も解る気もしますが、実際映画を観てみると、全然、違和感はありませんでした。むしろ、原作でもこれまでのアニメでも一切明かされることのなかった「ドラえもんが急に未来へ帰らなくてはならなくなった理由」が完璧に説明されることや、のび太とドラえもんが〈のび太の幸せ〉という共通の目的のために手を結ぶ動機付け(いわゆる「マクガフィン」ですね)としても機能しているなど、メリットの方が多い。だから、批判している人はちょっと頭でっかちになってるかな、と思います。

 いっぱい泣いたし笑ったし、素晴らしい映画ですが、子どもの頃からドラえもんに親しんできたからこその、不満もいっぱいあります。トヨタやパナソニックなど、スポンサー企業のロゴが随所にチラつく辺りは「なんだかなぁ」と思うし、のび太が「もう生きるのが嫌になった」と嘆いたり、「のび太の結婚前夜」でしずかちゃんとパパの絆に感動したからこそ、「ぼくの生まれた日」も見てみたかった。青年のび太の声を妻夫木聡が担当するなら、他のキャラクターの声もCM版とそろえても良かったんじゃないかなぁと思ったり。また、エンドロールのジャッキー・チェン映画のようなNGシーン集も、そこまで作りこんじゃう遊び心やサービス精神は嫌いじゃないけど、この映画に関しては余計だったんじゃないかと。虚構内虚構、つまり映画の中ののび太たちにとっても、この映画がフィクションだったというオチは、なんだか突き放されたような気がしてしまう。それなら、本家『スタンド・バイ・ミー』に倣って、この映画が大人になったのび太の回想録だった、とかの方が良かったんじゃないかな。

 いろいろ書きましたけど、ドラえもんが嫌いな人(そんな人いるのか?)じゃなければ、絶対観て損はしません。感動請け合いの名作です。
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行動力なし、責任感なし、度胸なし。理屈っぽい。理に適わないことはきらい。
でもその“理”を支えているのは、実はすべて直感と思い込みだったりもする。そういう人。

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