闘争と逃走の道程

負けっぱなしの人生ですが、いつも「最後に笑うのは僕だ」と、何の根拠もなしに信じています。

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映画『チーム・バチスタの栄光』

 テレビ放映に合わせて、以前の記事に加筆してアップしました。続編『ジェネラル・ルージュの凱旋』が今週末に公開だけど、この映画を観たときは、まさか続編ができるなんて思わなかったなぁ。
 

 《「チーム・バチスタの栄光」は本格的医療ミステリーです》だって?竹内結子がソフトボールをしてるあのTVスポットを見て、映画を見たい気持ちがだいぶ萎えたんですけど。僕はミステリー好きですからね。あの予告編じゃあ、ほんとにちゃんとミステリーやってるのか、疑いを持っちゃう。
 でも、映画の公式サイトを見ると、実はTVスポットには、いろんなバージョンがあったらしい。「ソフトボール編」以外、見たことないや。
 
 《本格的医療ミステリー》というけれど、この場合《本格的》は《医療》に係ってるのか、それとも《ミステリー》に係ってるのか。どうも作り手側も、この作品が《医療ドラマ》なのか《ミステリー(推理)ドラマ》なのか、ちゃんと割り切れてなかったように思う。
 バチスタ手術の施術シーンなどはすごくリアルに作っているけど、かといって医療現場の実情とか、医師と患者の交流とかを描くことには無頓着。じゃあミステリーとして、魅力的な謎と、それを解き明かすプロセスでぐいぐい惹きつけてくれるかというと、そうでもない。どっちつかずなんですね。
 登場人物たち(というより、容疑者たちと言うべきか)は一人ひとり、みんな何かしらクセのあるキャラクターとして描かれているが、その「クセ」が、ストーリー展開上なんら効いてこないし(つまり観客や探偵の推理を混乱させたり、ミスリードする役割を果たしていない)、キャスト的にもすごく豪華なんだけど、およそ彼らの魅力や実力を引き出しているとは言いがたい。それこそ予算の無駄遣いじゃないかといいたくなるようなキャスティング。阿部ちゃんの「変な人」ぶりも、もういい加減見飽きたし、竹内結子は主役のくせに存在感がない(それはキャラ設定の問題か?)。
 事件の真相と思われたものが実は真相ではなく、そのあとに本当の真相が明らかになるのですが、そのあたりの展開がモタモタしている。いちばんの山場の前に、もう一つ中途半端な山場があるから、一瞬、「えっ、どういうこと?」と戸惑ってしまう。真実が明らかになったときのカタルシスが削がれてしまって、もったいない。

 とまあ、酷評ばかり書き連ねてきましたが、正直言って、どう好意的に見ても、褒めるべきところはほとんど見当たらない映画です。原作のほうは賞も取ってるし(まぁ、「『このミス』大賞」の権威はだいぶ疑問符が付くと思いますが)、続編も出ているしで、優れた作品なんでしょうけど。映画はなぁ。1800円も出す価値はなかったな。見た映画のパンフレットはわりと買っておく人なんですが、「買わないでいいや」という結論に達するのに、ほとんど抵抗を感じなかった作品は久しぶりですね。

 「どう好意的に見ても、褒めるべきところは見当たらない」とまで酷評した映画も珍しいんですが、それでも、この作品には続編が作られる。こんな映画でも、それなりにヒットしたんでしょうか?超豪華キャストと、製作したテレビ局による大量宣伝で、興行成績はそれなりに稼ぎ出せるものなのでしょうね。でも、出来が悪けりゃちゃんと批判されないといけないはずだけど、そういう声は世間にはまったく浸透しないんでしょうね。じゃなきゃ続編なんて、恥ずかしくて作れるわけがない。それどころか、フジテレビでドラマ化されたりもしていたし、海堂尊という作家にそれだけ話題性があるんでしょうか。僕は読んだことないから、分からないや。
 続編『ジェネラル・ルージュの沈黙』は、面白い映画であることを願います。僕はたぶん観ないけどね。
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